中場信次は、身体に着けることの出来る彫刻(Wearable sculpture)という考えのもとジュエリーを製作。
宝石や貝に躍動感あふれる彫刻をほどこしたカメオや、アルミや鉄などで作るファッション性の高いジュエリーをつくりだしています。
今回はルーサイトギャラリーでの久しぶりの展示となりました。
中場さんの作品は美しく、しかもユーモアにあふれていて、見ているだけで楽しくなります。
今日は搬入と初日、両方を一日にこなしましたが、梱包をとくごとに驚いたり、ときめいたりしていました。
スチールメッシュと、エポキシ樹脂で型どった黒い蛇の頭蓋骨。

アルミでできた指輪やブローチの草花たち。
左はアクリル樹脂でできた指輪”エンプティ ハウス”。

シルバーで出来た百合の指輪。
スポンジで作られている、ユーモアたっぷりなMOTOのキャラクターたち。

作品の作る過程など、詳しくは中場さんのブログまで。
http://work.s-nakaba.com/
昨日から始まりました、木工芸・漆展。
8年前に豊島 清・愛子夫妻も加わった漆3人展を催しました。
2年前に清さんが亡くなり、今回は8年ぶりの2人展となりました。
刳りものを得意とする、狩野進と、指物に定評のある市川正人。
東西二人の木工作家を1階、2階に別けて展示いたしました。
二人の作品の違いもご覧ください。
狩野進の黒柿掛ふ箱、桜椀など。

ぐい呑み各種。

木目が綺麗な桑八角盤。

狩野進の作る小物たち。

市川正人による囲炉裏風テーブル(欅・拭漆)。

合鹿椀(欅・日本産クロメ漆塗)

ケンポ梨 蜜蝋ワックス仕上げ 小抽斗、楓拭漆飾箱。

檜 手グロメ漆 小判二段弁当箱。

市川正人さんのブログに作っている過程が出ていますのでご覧ください
http://blog.goo.ne.jp/chikuma_2008
本日18時よりオープニングパーティーを催します。
近くにいらっしゃる方は、二日間煮込んだタンシチューを味見しにいらしてください。
本日は雨の中、大勢の方々におみえいただきました。出品者を代表して御礼申し上げます。
二日間のみの展示即売会ですが、明日の18時までやっておりますので、是非お越しください。
朝、横川志歩さんにいけていただいた、李朝白磁提灯壺。
陣屋の田中さんコーナー。

古美術川崎さんのコーナー



ルーサイトギャラリーのコーナー。


2階、高橋亮さんのコーナー。

2階、今出川さんの展示。
京都から楽しいものが並びます。

雨の庭、後ろの方に鎌倉時代の五輪塔がみえます。

金澤翔子さん(雅号:小蘭)は、多くの人に生きる勇気と、優しさを教えてくれ、NHK大河ドラマ「平清盛」題字を揮毫するなど大変活躍している女流書家です。
今回の展覧会は、2月に急遽ルーサイトでやらせていただけることになりました。
最終日が、ちょうど震災から丸一年ということもあり、何かのご縁を感じずにはいられません。
今回の展覧会を主催してくださっている、晶アートの大川原有重さんにはとても感謝しております。
ギャラリーのアプローチに掛けられた「祈り」の文字。

床の間の「一」は実際に近くでご覧になると、金澤翔子さんの息遣いが聞こえてきそうな迫力があります。

「金剛不壊」とは、志をかたく守って変えないことのたとえ。どんな困難も乗り越えてきた書家だからこそ書ける言葉のような気がします。

小学四年生(10歳)の時に普通学級の在籍は無理だと言われ、悲しみの中で泣きながら書いた般若心経。
搬入で梱包を解いた時、「風」がまさに吹き抜けたような錯覚を覚えました。

日当たりの良い2階の喫茶スペースに置かれたこの作品を眺めながら、お茶をする方が多くいらっしゃいます。

今回は入館料(500円)をお支払いいただくと、800円相当のパンフレットをお付けしております。
数に限りがございますので、お早めにご覧になりにいらしてください。
特設カフェでは、桜とお豆のプチタルトと、お飲み物(ブレンド珈琲か、水出しアイス珈琲か、りんごジュース)のセットを、500円で召し上がっていただけます。
パリ万博終了後からSaxboが閉窯する1968年までの約70~80年が北欧陶磁器の歴史の中で最も活気のあった、面白い時代でした。
この時代に多くの才能が開花しました。この時代の北欧陶磁はフォルムが美しいのが特徴です。
今回の展示では、茶席にも転用できるような茶碗や菓子鉢や水指を蒐めてみました。
壺や、花入が並ぶ、ギャラリー風景。

ロイヤルコペンハーゲンの客員教授として焼いていた、メリへの茶碗3点。

右はロールストランド窯のスタルハン緑釉鉢、左手前には同じくスタルハン小鉢が2つ。

4月の木工展に出品する市川正人の棚に並ぶ小品たち。
左下がデンマークの人間国宝にあたる、サルトーの名品茶碗。有機的なフォルムが魅力。

今年で98歳の秋岡先生はその昔、画壇で小磯良平、猪熊弦一郎と肩を並べていたと聞きます。
この自画像は今回、ご本人の代わりにルーサイトに一週間滞在します。
この絵が描かれた当時、このような丸縁眼鏡はなく、お洒落な氏が銀座で作らせたそうです。

今回は思い入れが大きいぶん、準備に手間取りました。
結局、出来るだけ多くの人に秋岡先生のお茶碗を手にとってみていただきたいと思い、30点をシンプルに並べました。ギャラリーの入り口から覗いたところ。

名物織部香合を描いた、水彩作品と織部茶碗。
手前は「かり乃世」という銘の黒織部茶碗。次は銘「雪晴れ」の唐津茶碗。

手前から焼締茶碗「わら家」と信楽茶碗「石臼」。唐津茶碗、「早春」と「北国」。
暮れは家族や友人が集う特別な時期です。そんな時に毎年クリスマス展をさせていただいています。
その年に新しく頂いたご縁や、昔からのご縁をこの時ほどありがたいと思うときはありません。
今年は和室で「甘ちゃん」の「てんし展」を同時開催しています。
ルーサイトX’mas展恒例の小渕俊夫のアクセサリー展。ブロッコリーを型取りして作った銅のオブジェ。

銀のアクセサリー。
「mimo」の色の綺麗なマフラーなどのフェルト製品。
暖かく冬を迎えられる、ルームシューズも内側と外側の色違いでとてもハッピーな気分になれます。

葵の型皿は一枚¥2000。他、民平緑釉鉢や古伊万里赤絵小鉢など。
店主、米山明子コレクションの年代物の絨毯。一年に一度しか開かないので自分でもとても新鮮です。

ルーサイト関係者も以前から見てもらっているのですが、甘ちゃんの手相占いはかなりの確率で当たります。
今回はクリスマス特別企画として、珈琲付き手相占いを¥1000でやってます。
野田耕平くんの展示会は今年で二回目になります。
前回から二年半経ち、ようやく作品がたまり、展示会が実現しました。
写真の作品は今回初めて出した横長バージョン。波の音が聞こえてくるようです。
和室にも似合う大小の作品。床の間のお茶碗はお父様の野田芳直さんのもの。

左の大きな作品が描き上がるのに約3ヶ月かかります。作品を早く仕上げることよりも、描いていく経過が大事だと耕平くんは言います。

テーブルの上は紙にアクリル絵の具で描いた作品。奥は京都から駆けつけた友人と団欒する作家。

耕平くんの絵はじっと眺めていると心が落ち着いてきます。

蔦の紅葉がまだ綺麗なのでゆったりした時間を過ごしにいらしてください。
毎年恒例で、今年で8年目の山田照子さんのニット展です。
年間、一人で60点という、驚異的な数のニットを作り出す山田さん。ゲージは全く測らずに、すべて頭で考えた通りに手が動いていくそうです。
私も着ていますが、既製品のものより暖かく持ちがよい手編みニットは、冬の必需品です。
十月にベルギーで開催された、山田照子コレクションから。ヒエログリフを編みこんだめずらしい一点。
照子さんのニットは、着た人の体型をうまくカバーしてくれます。マネキンが着ているのと、実際に身にまとうのとでは違うのに驚かされます。
真ん中の白いベストは、牛乳の紙パックの繊維で作られています。
マフラーや、手袋などの小物類は、安価(手袋は2000円)なので、いつも最終日を待たずに売り切れてしまいます。
今年も絨毯展の季節になりました。
私にとって絨毯展は冬の始まりを告げる大切な展示会です。
いい絨毯は床面積を引き締め、その部屋にいい気を流してくれます。
一度アンティークの絨毯を敷くと、他のものは敷けなくなります。
是非ご覧になりにいらして下さい。
壁に掛かるのは、120-130年前のウズベキスタンのスザーニ。足元は小さいケルマンのペア(0.73×0.50)
小さいシルクの絨毯が収められたガラスケース
ダイレクトメールに載せたコーカサスの絨毯の前で、今年も元気に説明するモハンさん
部族の絨毯が並ぶギャラリースペース
70年前のトルコのtulu。花柄の可愛らしい柄は珍しい
ギャベの紋様の説明をするアシスタントのユミエさん
50年前のZaherの円形絨毯。モスクの天井から降りそそぐ光のよう