ミナモシリーズは秋晴れの空を遊泳している幻想を、プリズムは森に迷い込んだような気持ちに、 そして暁シリーズはノスタルジックなカーニバルを歩き廻っているような錯覚にさせてくれる。 今展発表する、錆緑青金彩茶器も観念の世界、夢の世界に引き込んでくれる。 そのものが目の前にあっても、そのものがきっかけとなり、別世界へ入り込んでしまう。 そういう醍醐味を高橋朋子作品で是非味わって欲しい。