柳橋では9年ぶりの個展になります。望月さんは小さな作品でも大作でも同じように向き合って、真剣に仕上げていきます。
最初(12年ほど前)に出会ってから、やはり好きな画家だと再認識させられました。
lucite theater #01 朗読会「あじゃり」「銀ヤンマ」
ギャラリーが建つ台東区柳橋は、江戸時代から続く格式の高い花街として政財界や文化人らが通った社交場でした。
料亭の跡を取ることを期待されていた米山ですが、時代の波には逆えず街から料亭や芸者衆が消えるのをただ眺めているしかありませんでした。
2001年秋、柳橋に活気を取り戻そうと、昭和の流行歌手『市丸姐さん』の大川(隅田川)沿いの屋敷を改装し、骨董店としてオープンします。
現在は米山のコレクションの他、陶芸や工芸品などの作家の個展を定期的に開催しています。
「ルーサイト」とは1930年代にアメリカで開発された無色透明の合成樹脂のことで、何色にも染められます。催しごとに様々な色に変わることを目指してつけました。
今回「ルーサイトシアター」として映像・舞台芸術にも活動を拡げていきます。
「あじゃり」 あらすじ
室生犀星の1926年発表の小説。優しい物腰で万人に慕われていた山寺の僧侶が、女のような童子を弟子に持ってから様子がおかしくなって来る。
やがて病弱な童子が亡くなると、僧侶は哀しみのあまり、獣の様に狂ってしまう。
「雨月物語、青頭巾」の犀星による焼き直しであるが、この小説では女性の語り口を採ることで、哲学的な「青頭巾」の内容が、優しい物語として再生されていて、より切なさを醸し出している。
「銀ヤンマ」 あらすじ
太平洋戦争の焼け跡で少年時代を過ごした作者、唐十郎が、当時、上野の公衆便所に住んでいた貧しい少女との交流を記した短編小説。
灰色にくすむ焼け跡に、オカマ同士の刃物沙汰の鮮血や、ケバケバしい紙芝居の錦絵、銀ヤンマの虎縞模様などが混ざり合い、クラクラするような原色の世界で繰り広げられる物語。
捨てられた者たちへの真剣な眼差しと、作者の創作の原点が、色濃く表現されている。
腐りゆくモノたち、去ってゆくモノたちと、どう折り合えば悲しみは薄れるのだろう、、、
キャスト:鳥山昌克 杉嶋美智子
開演日程:2023年6月15日(木)〜18日(日)
15日(木) 19:00
16日(金) 14:00・19:00
17日(土) 14:00・19:00
18日(日) 14:00
会場:ルーサイトギャラリー 東京都台東区柳橋1-28-8
TEL : 03-5833-0936
URL : http://www.lucite-gallery.com
企画・制作:ルーサイトギャラリー・鳥山昌克
音響:シューヘイ
協力:トム・プロジェクト
制作協力:MyrtleArts(マートルアーツ)・三浦伸子
入場料:前売・当日共通 2,500円(税込)
予約方法
■ルーサイトギャラリー
TEL:03-5833-0936 (11:00-17:00)
Mail:lucitecafe@gmail.com
Instagram : @lucitetheater(DMをお送りください)
■MyrtleArts(マートルアーツ)
TEL:03-6279-9688 (11:00-17:00)
■CoRich チケット!
https://ticket.corich.jp/apply/260003/
*ご予約は上記にてお名前・日時・枚数・ご連絡先をお伝えください。
チケットは当日受付にてご精算となります。
受付開始は開演の1時間前、開場は30分前です。
*受付後開演までのお時間は別室にて営業している特設カフェをご利用いただけます。
*開演間近は受付が混み合いますので、開演15分前までには受付にお越しください。