こんなに作風の違う4人の作家たちですが、それぞれにとても魅かれます。
この機会に好きな作家を見つけてください。
少し前まではしのぎの茶碗や湯呑が多かった大江憲一さん。来月からの展示会では、美濃系の味のある茶碗が登場します。

初期伊万里と同じ製法で作陶する小林敦さん。器をキャンバスに、抽象絵画を彷彿とさせるダイナミックな作風です。


現代の古田織部のような野田芳直さん。氏の作る茶碗の高台は他の作家の追随を許しません。


セット物以外は、ひとつとして同じ作品を作らない植松永次さん。形が浮かぶと、すぐに紙に下書きを書くそうです。


来月の6月25日~7月2日は大江憲一さん、
9月18日~9月25日は小林敦さん、
10月1日から10月8日は野田芳直さん、
植松さんは日付は未定ですが来年、それぞれ個展を開催します。
明日から記念すべき第20回目の十六夜キモノ展が始まります。
回を重ねて、ますますパワーアップする内田みち子さんの感性に触れにいらしてください。
今回の目玉。パリで仕入れた布で作った帯です。

絽の刺繍帯や、織帯、型染帯など、今回は帯が充実しています。

大島紬や、結城紬。奥の試着コーナーで、心ゆくまでご試着ください。

左から、龍村平蔵の帯、麻友禅の着物、宮古上布の着物、江戸裂麻の帯(今回のはがきの帯)。

震災を免れた器たちがこんなにありました。
制作年も数もバラバラですが、二階堂明弘の今までの集大成がここにあります。

私のお気に入り。

二階の酒器コーナー

cafe、オープニングパーティーは益子の桜の木の下で…

今日からはじまった、2日間だけの古美術展示即売会の「まどか」です。
古美術 加登、古美術 川崎、陣屋、金澤、今出川、ルーサイトギャラリーの6人の古美術業者がそれぞれの得意分野の品を持ち寄っていますので、見ごたえ十分です。
地震の後で、お客様がいらっしゃるかとても心配でしたが、オープンと同時に大勢いらしていただき、感謝、感謝です。
平安の常滑の壺に生けられた深紅の椿でお出迎え。

ルーサイトと、川崎さんとの古美術品が並ぶ1階。

古美術 川崎さんのコーナー。座辺に置いて楽しめるものを集めました。

2階の今出川さんのコーナー。
京都から楽しめる仏教美術を持ってきていただきました。
いつもと違い外からの光を遮断して美術品と向かい合って見ていただいています。

小品が集まったお楽しみコーナー。
李朝のお茶碗なども3,000円で置いてありました。

今回のブログで紹介できなかった、初出店の金澤さんや他の古美術業者の取扱品は、ご覧になりにいらしてください。
4月17日から24日に開催予定の益子の陶芸家、二階堂明弘さんから写真が送られてきました。
地震で棚が壊れ、作品が粉々になっている様子が写しだされています。
一時は開催を迷いましたが、難を逃れた作品だけで今回は開催するはこびとなりました。

皆さま、大変な時ですが、是非一時でもゆっくりした時間を過ごしにいらして下さい。
ルーサイトカフェも開いています。スカイツリーも立派に立っているのがご覧いただけます。
「空白の時間」展では、冬から始まり春、夏、秋とルーサイトの中を巡っていただきます。
1階に配した雪景色の4枚立ちと3枚立ちからなる襖は圧巻です。

群遊蜻蛉図
4枚繋がっている空の写真のパネルには、雲母摺り(きらずり)装飾加工という技法が施されています。

潮干狩り
隅田川沿いのテラスに飾った「潮干狩り」は川を借景にした楽しい仕掛けになっています。

今月21日(祝・月)まで開催しております。
ゆっくりお茶を飲みにいらしてください。
毎年、北欧展にいらっしゃる人が増えているので、仕入れのハードルが高くなってきました。
北欧では日本と違って、作家は職人としての最低限の技能を備えて初めて作家として認められるので、フォルムの美しいものが多いと思います。
その中でも、日本の茶道で茶器や茶碗として見立てられるものが手元に集まってきました。
ぜひ、ご覧になりにいらしてください。
Nils Thorsson(ニールス・トーセン 1898-1975)後期の作品DIANA SERIES(ダイアナシリーズ)の花器やふた物。豆皿なら6,000円、小皿は9,000円からご購入いただけます。

影絵になっているBjorn Wiinblad(ビョルン・ウィンブラッド 1918-2006)の白黒ポスターはレアもので、42,000円。
同じくWIINBLADのシーズンプレートは1枚12,600円。まん中の丸大鉢はデンマークのNYMOLLE(ニモル)窯のもので、26,250円です。

見立ての茶入れとして楽しめる、SAXBO(サクサボー)窯の花器たち。

手前からRORSTRAND(ロールストランド)窯のGunnar Nylund(グナ・ニールンド 1904-1989)や、SAXBO窯や、ARNE BANG(アネ・バーン 1901-1983)が並ぶギャラリー風景。

左から、SAXBO窯のSonne、ROYAL COPENHAGEN(ロイヤル・コペンハーゲン)窯のMelihe、Arne Bangの輪花椀。

明けましておめでとうございます。
寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしですか。
2011年第一弾企画が本日から始まりました。
2006年12月に惜しまれつつ閉店した神楽坂の老舗喫茶店「巴有吾有(パウワウ)」が、期間限定で16日までルーサイトギャラリーで復活します。
同店は、アートギャラリーも兼ねた喫茶店として、35年間神楽坂で営業を続けてきました。
今回の企画は、当時のスタッフである宮川弘之さん、オーナーで陶芸家の林みちよさんによるグループ展です。
幻の珈琲を味わうことのできる貴重な一週間を、お見逃しなく。
今回の仕掛け人、ルーサイトギャラリーの喫茶の師匠の宮川さんです。

サイフォンでいれる、本格派珈琲。

心惹かれる、林みちよさんの銀釉の器たち。

益子で藍を薄めずに染めている、中村曙生さん。

鷲田和彦さんの60cmの緑釉大皿は圧巻です。

ハッ場の草木で染めた、西場貴子さんの絹のランチョンマットや、スカーフたち。

今年最後の展覧会、Xmas展も本日を残すのみとなりました。
ルーサイトギャラリーは来年、1月10日からのオープンとなります。
1月、2月は比較的ゆっくりとスタートします。
空いている日にルーサイトマーケットとカフェを入れたいと思っていますのでホームページをご確認ください。
来年も皆様にとって実りの多い年になりますように…
ルーサイトギャラリー
米山明子
毎年、締めのこの時期は、私の古美術のコレクションを見ていただきます。
絨毯も、陶磁器も大切に集めてきたもので、
それぞれを引き立てあうような室礼にも気をつかいます。
南仏の鉄製十字架と、大江憲一作の大壺。

17世紀の刺繍、ローマンガラスのペンダント、珍しい偕楽園焼の向付。

チベットやモンゴルの、トルコ、ペルシャのアンティーク絨毯。
壁には18世紀のゴブラン織。

彫刻家、小渕俊夫さんの銀のアクセサリー。
来年の干支のうさぎは特にオススメです。

画家の三森早苗さんの、キーカバーやIDストラップ、草木染めのマフラー、ルームシューズ。
三森さん独特の色づかいが綺麗です。

クリスマス展は7時まで。
夜は幻想的なライトに見送られ…
