今回、ブログを始めることになりました。
展示会ごとに気付いたこと、見どころを紹介していきます。
羽原さんの装身具の起源をたどる、Ancient Eyes 展は今回で3回目となります。
テーブルの上は、岡山のジュエリー作家、ヴァンホーこと内山貞和氏と、主催者の羽原恵子氏によるコラボ作品。
インダスやメソポタミアの石や印章を加工してペンダントにしています。今回はインダスがテーマです。
この写真のネックレスは、インダス文明からササン朝ペルシャ時代のエッチ・ド・カーネリアンを素材にしたジュエリー作品。
ガラス発見以前は動物の骨や牙や天然石を加工して護符として身につけていました。
赤いカーネリアンは、青いラピスラズりと並び古代を代表する貴石です。
カーネリアンとは低温で焼かれた赤みを帯びた石で、草木の汁で模様を描き、焼きつけたものをエッチ・ド・カーネリアンと呼びます。
装身具用のビーズや護符、印章として加工された起源はインダス文明で、メソポタミア、エジプト、ローマ、ササン朝ペルシャなど広範囲な遺跡から発掘されています。